VRChat : VRChat 2021.2.3 アップデートの紹介
https://docs.vrchat.com/docs/latest-release を雑に訳したものです. 筆者が試してみて気づいたことは「メモ:」として書いています.
クライアントのアップデート
ユーザープロフィール
メインメニューのユーザープロフィールページが新しくなり,いくつかの機能が追加されました.
- 自分のユーザープロフィールにアクセスするにはSocialのIn Roomから自分を選択してください
- ユーザープロフィールにはプロフ画像とステータス,トラストランク,バッジ,自己紹介,プレイリスト,そして公開中のワールドが記載されています
- VRC+であればプロフ画像に好きな画像を選べるようになりました.そうでない場合は以前と同じくアバターのサムネになります.
- 自己紹介はWeb版で利用できましたが,このバージョンからクライアント上でも表示,編集ができます.最大文字数は512文字です.
- Web版のユーザープロフィールを表示するボタンが追加されました."View on VRChat.com"ボタンを押せばブラウザが開かれ,そのユーザーのWeb版のプロフィールが表示されます.Questでも動きます.
- ユーザーが現在いるワールドは左下の"Current World"に表示されるようになりました.クリックすればWorldページが開かれて,そのインスタンスのポータルを設置したりできるようになります.
ネームプレート
ネームプレートにステータスメッセージが表示されるようになりました. デフォルトではQuick Menuを開いているときのみ表示されます.
Action Menuから表示の挙動を設定できます.
ステータスメッセージ
最新10件のステータスメッセージの履歴がサーバーに保存されるようになり,自由にそれらを設定できるようになりました.
Socialの"Edit Status"を開くと新たに"history"というボタンが追加されているのでそこから履歴にアクセスできます.
今まで履歴は保存していなかったため,はじめのうちはデフォルトのステータスメッセージが履歴に入っていますが,使用していくことで追い出していくことができます.
メモ:なぜか自分の場合,昔のステータスメッセージが残っていました.
フレンド・ワールドのfavorite
フレンドとワールドのfavorite(お気に入り)の枠が2倍になりました. 各セクションが64個になり,フレンドでは192件,ワールドでは256件登録できるようになりました.
Community Labの検索
Community Labを検索できるようになりました. Worldの検索結果画面の"Show Community Labs"にチェックを入れれば利用できます.
VRChat Plus
User Iconページに代わり,Galleryという機能が追加されました. ユーザープロフィールのプロフ画像やユーザーアイコン,インバイト画像で利用する画像を管理できます.
画像はクライアント内で撮影するか,Web版からアップロードすることができます.
"Use Avatar Image"ボタンでプロフ画像をアバターのサムネに戻すことができます.
その他の変更,修正,機能向上
- ステータスメッセージが全体公開されるようになりました! 以前はフレンドか,同一インスタンスのユーザーにしか表示されなかったため気を付けてください.
- パフォーマンス向上のためにPCVRのMSAA(アンチエイリアス)を8xから4xに落としました.Performance Menuから8xに戻すこともできます.
- ステーション(椅子とか)から脱出する感度を下げて,スティックに触れただけで椅子から落とされることがなくなりました.スティックに70%以上の入力を与えれば脱出できます.
- 長い間できなかった落下中や高速移動中のメニュー操作ができるようになりました
メモ:ただし,飛行機や電車などおそらくステーション中の高速移動では依然メニューが操作できません
- Windows MRと一部のヘッドセットでNearClipとFarClipがおかしくなる問題を解決し,カリングがうまくいくようになりました
- 2021.2.1版であったアバター初期化に関する不具合を軽減し,腕のねじれや移動中のおかしな脚の動きが軽減されました
- カリングの状態によっては音声に関するAudio Sourceが正しく移動しない問題を解決しました
- AV3 utility poses (IKPose, TPose)が状況によっては正しく作動しない問題を解決しました
SDKとUdon
- Object型とInt型の配列をシャッフルする Utilities.ShuffleArray が追加されました
- VRCObjectPool を VRCObjectPool.Shuffle でシャッフルできるようになりました
- UdonBehaviourに "DisableInteractive" プロパティが追加され,インタラクト可能かを設定できるようになりました
おわりに
個人的にはすごくうれしいアプデとなりました. ではまた